常総学院・和田「びっくりっス」 バックスクリーン弾含むシート3発

[ 2015年3月19日 05:30 ]

打撃練習で本塁打を放った常総学院・和田

 第87回選抜高校野球大会(21日から12日間)の出場校による甲子園練習最終日が18日に行われ、常総学院(茨城)の和田慎吾外野手(2年)がシート打撃で3発の柵越えを披露した。20日午前10時から開会式リハーサルが行われる。

 和田がフルスイングした打球がバックスクリーンに吸い込まれると、チームメートは歓声を上げた。シート打撃で2本の左越えを含めて計3発。「びっくりっス。まさか甲子園で打てるとは思わなかった。いい緊張感でできている」と笑みをこぼした。

 1メートル86、78キロと恵まれた体格の右打者。昨秋の公式戦は主に3番に座り、打率・292ながら本塁打は0。高校通算本塁打もわずか1本だが、冬に一日1000スイングを課し、重心を低くしたフォームが固まったことで長打力が備わった。「最近は調子が上がってきている。まずはチームバッティングを心掛けて、(本塁打を)狙える場面があれば狙いたい」と自信を見せた。

 11年夏に名将・木内幸男前監督(83)からチームを引き継いだ佐々木力監督は「過去にウチでバックスクリーンに入れた選手はいないんじゃない?一昨年の内田(現楽天)だって1本しか打てなかった。和田は練習が実になってきた」と目を細めていた。

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2015年3月19日のニュース