相馬こどもドーム完成 楽天・立花社長万感「涙が出そうなぐらい」

[ 2014年12月18日 16:55 ]

「相馬こどもドーム」で立谷秀清市長(右)とテープカットを行う楽天・三木谷浩史オーナー

 プロ野球楽天の運営会社「楽天野球団」が中心となって福島県相馬市に建設を進めていた屋内スポーツ施設「相馬こどもドーム」が完成、18日に竣工式が行われ、三木谷浩史オーナー、立花陽三社長と岡島、則本、内田の3選手が出席した。

 ドームは広さ約1200平方メートル。人工芝でキャッチボールやテニス、フットサルを楽しめる。福島県では東京電力福島第1原発事故以降、子どもの運動不足や肥満が指摘されており、今年2月に立花社長が福島県の佐藤知事(当時)を訪問した際に、子どもたちが運動できる機会の確保が急務であることを確認したことを契機に計画がスタート。今年3月から募金を募り、選手からの寄付などもあって完成にこぎつけた。

 この日は選手と地元の幼稚園児や小学生ら約120人がふれ合うイベントもあり、立花社長は「子どもたちが想像していた通り喜んで遊んでいる姿を見て涙が出そうなぐらいうれしかった」と感激し「今後もいろいろな形でイベントを実現したい」と約束。福島県いわき市出身の内田は「短い時間だったけど、地元の子どもたちとふれ合えてうれしかった」と話した。

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