工藤監督 “ちゃぶ台返しトレ”導入へ キャンプは楽しく強化

[ 2014年12月18日 06:40 ]

名球会総会のパーティで乾杯する東尾氏(左)と工藤監督

 ソフトバンクの工藤公康監督(51)は16日(日本時間17日)、米ハワイ州ホノルル市内のレストランで行われた名球会総会に出席。来年2月の宮崎キャンプで巨大なタイヤをひっくり返す「ちゃぶ台返しトレ」を行うと予告した。自身も現役時代に行っていたトレーニングで、1カ月近い長丁場となるキャンプ中、選手を飽きさせない工夫の一つだ。「工藤流」の調整方法でチームを日本一連覇へ導く。

 工藤監督は自分の手を目の付近までやり、その大きさを示した。「タイヤは注文したよ。俺がアメリカでの自主トレでやったのはこのくらいあった」。指揮官の身長は1メートル76ある。推定直径1メートル50以上になる巨大タイヤを使うのは、過酷な「ちゃぶ台返し」トレーニングだった。

 「持ち上げてひっくり返すんだ。全身運動だよ。(練習は)マンネリ化するでしょ?そういうのを使えば気分転換になるし、楽しい方がいい」

 「ちゃぶ台返し」は漫画「巨人の星」で星飛雄馬の父・一徹が怒りに任せてひっくり返していたのが有名だ。一徹がひっくり返した木製のテーブルは重さがせいぜい5~7キロ。だが、工藤流トレで用いるタイヤはそれほど簡単ではない。一般的には「タイヤフリップ」と呼ばれ、アメリカでは1個400キロもの巨大タイヤをひっくり返す大会もある。指揮官の身長に近いものならば150~200キロ。「プロ野球選手ならできないと困るよ」と工藤監督は言うが、手本を見せるのかと問われると「見せないよ」と即答。全身の筋肉を集中して、巨大タイヤへと立ち向かうのはそれだけ極限の挑戦なのだ。

 筑波大学大学院でスポーツ医学を研究し、その道には明るい。秋季キャンプではゴムチューブを柱と投手の腰に巻き、投球させるトレーニングを行った。この巨大タイヤも一見、古典的な練習方法だが、1カ月近いキャンプの長丁場の中で「気分転換」を図るとともにトレーニングの効率を上げるのが「工藤流」だ。

 「投手は回数は多くはできないだろうけど、やれるし、野手もできる」。秋山前監督の電撃辞任もあり、準備期間は多くはなかった。だが、その中でも少しずつ、自分の色を出してきている。

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