金子に会いたい!阪神・中村GM 鼻息荒く「俺が獲った選手」

[ 2014年12月18日 06:15 ]

オリックスから国内FA宣言した金子

 意中の男のハートを射止めるため、破格の条件で「サバイバル交渉」に臨む。阪神・中村勝広ゼネラルマネジャー(GM)は17日、オリックスから国内フリーエージェント(FA)宣言した金子千尋投手(31)との直接交渉を熱望。

 「本人に会って、こちらの熱意も話さないと伝わらないこともある。オリックスの時に、俺が(ドラフトで)獲った選手。そういう思いもあるから“(金子に)会わせてくれないか”と(代理人に)言ってある」と明かした。

 通常のFA交渉なら、当然の要求。しかも金子は、中村GMがオリックス時代の04年ドラフトで獲得した選手だが、今回に限っては少々勝手が違った。「“(代理人は)上位に残れば会っていただけます”という話だった。何球団(2、3球団)かに絞った上で、本人に会わせるんじゃないかな。まずは、そこに残らないと」。代理人への提示条件でふるいに掛けられ、残った球団が直接交渉できる仕組みだ。水面下で金子との交渉に着手している球団も複数存在しているとみられ、ライバルは楽天など5球団前後とみられる。

 中村GMはこの日、兵庫県西宮市内の球団事務所で、南信男球団社長らと提示条件の内容を話し合い、「球団案は詰めた。ほぼ、それで投げてみようかな、と思う」と近日中に条件提示する意向を示した。条件については「青天井じゃない」としながらも「向こうの反応を見て。(最初の提示条件が)ファイナルとは思っていない」と、当初の3年総額15億円からの上積みを示唆。4年も視野に入れた大型契約を準備したもようだ。FA戦線では後れを取った阪神にとっては、名誉挽回の舞台が訪れた。

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