トヨタ自動車・滝野　ミス挽回のサヨナラ打「何とかしたかった」

＜トヨタ自動車・パナソニック＞９回無死一、三塁、トヨタ自動車・滝野（中央）がサヨナラ適時打を放ち、ナインと歓喜の輪

スポニチ後援第４０回社会人野球日本選手権第１０日・準決勝 トヨタ自動車４―３パナソニック

（11月10日 京セラドーム）
　トヨタ自動車はルーキーで立命大出身の５番打者・滝野が、同点で迎えた９回無死一、三塁で初球を中越えに運んだ。

　「監督からも“おまえが決めて新聞を飾れ”と言われて…。初球からスイングした方がうまく力が抜ける」。６回２死二塁から右前打したが、二塁走者の動きを確認せず、二塁を狙い挟殺プレーでタッチアウト。「痛いミスになっていたので、何とかしたかった」と安どの表情を浮かべた。３点差を８回に追いつかれるという嫌な展開だったが、田中大次郎監督は「新人が何とかミスを挽回した」と胸を撫で下ろした。滝野は「（決勝戦も）自分で決めてやるの思いで」と力強かった。

　▼パナソニック・近藤（５回０／３を３失点で降板）悔しすぎる。期待に応えようと全力で投げたが、体力不足を感じた。