大久保監督 楽天流指導マニュアル作成へ 1、2軍コーチで一貫

[ 2014年11月11日 08:38 ]

星野仙一記念館の案内看板を軍手で拭く大久保監督

 楽天が1、2軍のコーチが一貫した指導を行うための「楽天流指導マニュアル」を作成することが10日、分かった。プロ野球のチームとしては異例の試み。早ければ来春の沖縄・久米島キャンプから適用される。

 発案者で約1年前からコーチ陣の発言などをスタッフにまとめさせている大久保監督は「コーチによって指導法が変われば選手が戸惑うし、かわいそう。基本的な捕球、投球、打撃のマニュアルがあれば必ず役に立つ」と説明。投球、捕球、打撃など個人の項目だけではなく、守備シフトやサインなどのチームプレー、さらに「立ち止まって、お辞儀をする」など「人間育成」に関する項目も盛り込まれる見込みだ。

 大久保監督は「今後、またボールが替わったりする可能性もあるし、その時は改訂版を出せばいい」と話すなど、柔軟に対応する必要性も強調。最下位からの巻き返しを狙う来季に向け、野手では西田、内田、投手では松井裕、森ら若手の底上げは急務。指導法の「見える化」で成長を促す。

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2014年11月11日のニュース