内海、好投で今季6勝目も笑顔なし「中継ぎに迷惑かけた」

[ 2014年9月19日 22:13 ]

<巨・ヤ>ファンとハイタッチする巨人・内海

セ・リーグ 巨人6―3ヤクルト

(9月19日 東京D)
 リーグ3連覇へ加速する巨人の左腕エースが存在感を見せつけた。完封勝利を挙げた前回12日のDeNA戦(東京D)に続き、この日も8回途中2失点の好投。自身は連勝で今季6勝目を飾るとともに、チームを3連勝に導いた。

 「前回やられているチームなので、やり返すつもりで投げました」。歓声に包まれながら上がったお立ち台。5日のヤクルト戦(神宮)では6回途中4失点で黒星を喫した相手にリベンジを果たした。だが、笑顔はない。「8回(マウンドに)上がった以上は抑えたかった。中継ぎの人に迷惑をかけた」。8回1死満塁のピンチを背負い、飯原に中犠飛を許して2点目を失ったところで降板。悔しさをにじませた。

 それでも原監督は「だいぶ精度が上がってきている。安定感が出てきていると思う」と評価した。投打の歯車がしっかりとかみあい、Vロードを突っ走る巨人。広島が敗れて優勝マジックは6に減った。近づくゴールを見据えつつも「まだ…きょうと変わらない状態であしたも戦うということです」。指揮官は表情を引き締めた。

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