ルーキー森の一発に指揮官も「並みの新人じゃない!」

[ 2014年9月19日 21:14 ]

<西・ソ>お立ち台で笑顔の森(左)と秋山

パ・リーグ 西武6―3ソフトバンク

(9月19日 西武D)
 投打がかみ合ってソフトバンクに快勝の西武は打のヒーロー2人がお立ち台に上がった。

 先制打を放った2回の直前に守備のミスでチームにピンチを招いていた秋山。「情けないプレーを何とか取り返したかった」と打席に入り、ソフトバンク先発の中田が投じた5球目のフォークを「積極的に振りにいけた」としっかりとらえると、打球はセンターの頭を超えて二塁走者の森をホームに迎え入れた。

 秋山はこの試合、その先制打を含めて3安打で8月28日以来となる今季8回目の猛打賞となった。「4打席4球で終わってもいいという気持ち」と、積極的な打席での姿勢を語った。

 4回に5号3ランを放った森は「あれがあったから打てた」と2回の右中間への二塁打が4回の一発の呼び水となったことを吐露。「詰まった分、切れずにホームランになった。追加点が取れてよかった」と笑顔を見せた。

 そして、この日は「6番・捕手」でスタメンマスク。「どう抑えたらよいかいつも考えている」と悩む森は「銀次郎さんみたいなキャッチャーになりたい」とこの試合でその炭谷からベンチに戻るたびにアドバイスを受けていた。

 田辺監督代行は「4回にうまいこと4点が取れ、先発の牧田も楽になった」とチームの快勝によろこび、森の一発については「それにしてもすごい!低めの変化球に反応がいい。普通の打者なら凡打や空振りになる球をホームランにできる。並みの新人じゃない!」と目を丸くした。

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2014年9月19日のニュース