大瀬良 マエケンからエースのエキス吸収「気にかけていただいた」

[ 2014年3月3日 05:30 ]

アップ中、談笑する(左から)野村、前田健、大瀬良

 シーズンに向けての調整に一点の曇りなしだ。広島のドラフト1位ルーキー・大瀬良大地投手(22=九州共立大)が2日、充実感とともに初の春季キャンプを締めくくった。3日に都内で開催される新人選手研修会に出席するため、九里、田中、西原とともにチームより1日早く沖縄を離れた。最終日は、今キャンプ最多の131球を投げ込むなど、明確なテーマを持って過ごした1カ月間となった。

 精悍(せいかん)さが出てきた顔が充実の証しだった。大瀬良は穏やかな笑顔で初体験の連続だった春季キャンプを振り返った。

 「充実した1カ月間を過ごさせてもらいました。点数は90とか100は付けられると思います。しっかり頑張れましたし、いろいろなことを教えてもらいました」

 シーズンに向けて、調整面での不安はない。十分すぎる成果を得た春だった。

 最終日も明確なテーマを持って練習に取り組んだ。3回4安打4失点だった2月28日の練習試合・韓国KIA戦(コザしんきん)のVTRを見て、自らの投球フォームに問題点を発見。ブルペンで修正に取り組んだ。

 「上体が早く開く傾向があった。左足が接地してから上体が回ってこないとダメなんですが、極端に言うと、それがないイメージでした」

 今キャンプ最多の131球ではフォームとともにカーブ、チェンジアップの感覚も確認。前日1日には球場を訪問した九州共立大時代の恩師・仲里監督から「おまえらしくやれ。おまえの球を投げれば大丈夫」と激励を受けた黄金ルーキーは自分らしさを貫き、春季キャンプを終えた。

 エースのエキスも存分に吸収した。

 「気にかけていただきましたし、食事に誘っていただいたり、毎日のように言葉をかけていただいたり、先輩方への感謝をパフォーマンスにつなげたいです」

 温かい仲間たちに支えられた1カ月間。中でも前田健と過ごす時間は長かった。プロでの心得など野球面のアドバイスを受けるだけではなく、宿舎の部屋での野球ゲーム対戦など、リラックスの対象でもあった。

 「腕を磨いていかないと。これから先、何戦も重ねていくと思うので」

 野球ゲームでの通算成績は2勝2敗。終生のライバル?ともなった。

 開幕まではすでに1カ月を切っている。

 「しっかり結果を残して、大瀬良だったら1軍でも…と言われるようにしたい」

 まずはオープン戦での投球で開幕ローテ投手にふさわしいものを示す。大瀬良は力強く前へと歩を進めていく。

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