マエケン 防御率タイトル3年連続狙う 達成なら“神様”稲尾以来

[ 2013年12月7日 05:30 ]

スポーツニッポン新聞社・森戸社長(左)から賞金のボードを受け取る前田健

スポニチ制定「最優秀バッテリー賞」表彰式

 3年ぶり2度目の受賞。広島の前田健の表情には、充実感がにじんでいた。

 「前回受賞した時はBクラスで、今回は16年ぶりのAクラス(3位)。うれしいです」。今季は15勝を挙げ、2年連続で最優秀防御率(2・10)を獲得。7月から9月には9連勝し、チームを初のクライマックスシリーズ進出に導いた。

 壇上では楽天を初の日本一に導いた田中の姿がまぶしかった。同学年のライバルであり、親友。「今回の楽天が分かりやすい。(田中)1人で24勝。僕も2つのタイトルは譲れないという気持ち」と来季に向けて意気込んだ。チームの勝利に直結する最多勝と防御率。特に後者に強くこだわる。3年連続で最優秀防御率を獲得すれば、56~58年の稲尾和久(西鉄)以来。56年ぶり史上2人目の偉業に向け、「タイトルは続けて獲ることに意味がある。3年連続(達成者)が少ないなら、ぜひ」と目を輝かせた。

 「来年は優勝して、石原さんとまたこの場に来られるよう、頑張っていきたい」。2年連続のバッテリー賞を獲得し、主要タイトルも独占する。

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