広島・堂林 坂本型で逆襲期す「来年はこのバットで行きたい」

[ 2013年12月7日 05:30 ]

広島・堂林

ミズノ ブランド アンバサダーズ ミーティング

 広島・堂林翔太内野手(22)が今秋から巨人・坂本型の新バットを採用していることを明かした。飛躍を期待された4年目の今季は春先から打撃が低迷し、8月下旬に左手中指を骨折して以降は1軍に戻れないまま終了。逆襲を期す来季へ向けて仕事道具の大改良に踏み切った。

 坂本からバットを贈られたのは今夏のオールスターだった。ミズノ担当者に渡し、「近い形にしてほしい」と依頼。今秋の宮崎フェニックス・リーグ中に手元に届き、今秋キャンプでも試用を続けた。長さは従来型33・5インチ(約85・09センチ)から34インチ(約86・36センチ)へ変化。重心の位置が先端から手元側へ移動したことで実感として「軽くなった」という。

 「今年は“振れなかった”という感覚があったけど、いまは振り抜けるようになった。バットが重くなくても、しっかり振れれば打球も飛ぶ。来年はこのバットで行きたいと思っている」

 参加したミズノの会議では三塁手用グラブとして巨人・村田型の試用も決めた。「受球面が広く感じた。試してみたい」。今秋は外野練習にも取り組んだことから外野手用グラブも同時発注した一方、「外野手とは思っていない。“三塁で”という気持ち」と本音を強調。定位置奪回への固い決意を示した。

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2013年12月7日のニュース