巨人 今度は韓国最多勝左腕獲り「一番、熱心と聞いている」

[ 2013年12月7日 05:30 ]

 巨人が今季、韓国SKでプレーした左腕、クリス・セドン投手(30)の獲得に向け、調査していることが6日、分かった。他球団の関係者が「数球団が調査しているが、巨人が一番、熱心と聞いている」と明かした。

 同投手は01年にドラフト5巡目でレイズと契約。07年にマーリンズでメジャーデビューを果たした。メジャーでは通算3年間で計38試合に登板し、2勝3敗、防御率5・47と振るわなかったが、韓国SKに在籍した今季は先発として30試合に登板し、最多勝となる14勝をマーク。防御率も同3位の2・98と年間を通じて安定していた。1メートル93の長身から放たれる切れのある直球が持ち味で、今季も187回1/3を投げて160奪三振を記録している。

 巨人は今オフの投手補強として、広島から国内フリーエージェント(FA)宣言した大竹を獲得。内海、杉内、菅野と合わせた4人は先発ローテーション入りが確実だが、現時点で沢村や宮国らが競う残りの2枠は計算できる状況にはない。前阪神のスタンリッジと前日本ハムのウルフも調査していたが、ともにソフトバンク入りが決定的で、新たにセドンに白羽の矢を立てたもようだ。

 2年連続日本一を逃し、渡辺恒雄球団会長は「今度はあらゆる補強をして勝つ」と大型補強を厳命。打者では元マリナーズのジェーソン・ベイ外野手(35)をリストアップするなど、着実に戦力補強を進めている。

続きを表示

2013年12月7日のニュース