新ポスティング 希望入札額は日本の球団が設定

[ 2013年12月7日 05:30 ]

報道陣に対応する立花球団社長(右)

 新ポスティング・システムの詳細が6日、明らかになり、旧来は入札額を米球団が決めていたが、新制度では日本の球団が入札希望額を設定できることが分かった。応じた全ての米球団に交渉権が与えられる。低く設定すれば獲得に動く米球団が増えることが予想され、事実上、移籍金付きのFA制度に近い形態となる。

 日本の球団は2000万ドル(約20億4000万円)を上限として希望額を決める。日本の球団が希望する額が大リーグの30球団に公示され、選手と契約がまとまった場合、米球団はその額を日本の球団に支払う。選手がこの制度を利用できるのはシーズンオフに1度だけで、日本球団の希望額で獲得を求める大リーグの球団がなければ選手は残留する。

 新制度をめぐる交渉では入札額の上限を2000万ドルに抑え、複数球団が最高額を提示した場合は各球団が交渉権を得る方向で調整していたが、最終的に日本の球団が希望額を決める案に固まった。名称も「ポスティング・システム」から変更になる方向。一両日中に合意に達し、週明けに正式発表される見通しだ。

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2013年12月7日のニュース