産休明け「結果ほしかった」青木いきなり3安打

[ 2013年6月23日 06:00 ]

右手首に病院で使うセキュリティー用のリストバンドを着け、勝利のタッチを交わすブルワーズ・青木

ナ・リーグ ブルワーズ2―0ブレーブス

(6月21日 ミルウォーキー)
 「産休」明けのブルワーズ・青木が走攻守でハッスルプレーを見せた。前日に第2子となる長男が誕生。早朝5時に起床し、元テレビ東京アナウンサーの佐知夫人に10時間以上付き添った。

 この日は試合前の打撃練習を免除され、ミルウォーキー市内の病院に立ち寄ってから球場入り。疲労も残っていたが「喜びのほうが大きかった。とにかくきょうは結果がほしかった」。首脳陣の勧めで、大リーグが11年から導入している「父親リスト」と呼ばれる最長3日間の産休制度を日本人選手で初めて利用。3試合ぶりの出場で発奮した。

 持ち前の巧みなバットコントロールを生かして3安打。1点リードの5回2死一、二塁では右中間への飛球をスライディングしながら好捕し、7回には盗塁もマークした。右手首には病院で使うセキュリティー用のリストバンドがあった。「生まれて初めての試合だったから。一緒に戦っているような気持ちで着けていた。お守りみたいな感じでね」。気持ちは病院にいる母子と一緒。「へこたれないで、とにかく挑戦していくような父親でありたい」とあらためて決意を口にした。

続きを表示

2013年6月23日のニュース