杉内2発被弾「あの2球だけですね」中日に7年ぶり黒星

[ 2013年6月23日 06:00 ]

<巨・中>4回、2本のホームランを打たれた杉内

セ・リーグ 巨人0-2中日

(6月22日 東京D)
 巨人の杉内が2球に泣いた。0―0の4回、先頭のクラークと1死後の和田。いずれも初球を右越えへ運ばれた。クラークにベルトラインのスライダー、和田には高め直球を捉えられ「あの2球だけですね。失投です」と言った。7回2失点で4敗目。中日相手には、ソフトバンク時代の06年以来7年ぶりの黒星を喫した。

 昨季6被本塁打だった左腕が、阪神・能見の9本に次ぐリーグワースト2位の8被弾。「もともとフライ投手なので上がるとそういうこともある。きょうの2本は普通に入ってしまうでしょう」と振り返ったが、今季は低反発だった統一球の反発係数が見直されたため「飛びやすいボール」に変わった。東京ドームでは今季31試合目で敵味方合わせて62本塁打。昨年の同試合時点では24本でデータ上では倍以上も本塁打が出やすい。

 5連勝でストップした原監督は「(杉内は)状態自体上がってきている。本塁打という部分がね、防ぐ糸口はあったのではないか」とした。1勝もできなかった5月から6月は2連勝中だった。復調途上にあった杉内だが、だからこそ細心の注意が求められた。

 ▼巨人・阿部(杉内の2被弾に)不用意だったし、もう少しやりようがあった。俺が(中日打線の早打ちを)把握しないと。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ(2被弾の杉内について)高めにいくと打たれるね。でもそれを否定しすぎてもいけない。東京ドームのソロは仕方がないと切り替えて攻めないと。

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2013年6月23日のニュース