人気の秘密は…明るいキャラ、移民多い土地、言葉の壁破壊

[ 2013年6月23日 06:00 ]

オリオールズ戦の7回、メジャー初本塁打を放ち、チームメートに祝福されるブルージェイズ・川崎(右)

ア・リーグ ブルージェイズ7―6オリオールズ

(6月21日 トロント)
 打率・229のブルージェイズ・川崎がチーム一の人気を集めているのには理由がある。一番に挙げられるのが、その底抜けに明るいキャラクターだ。5月26日のオリオールズ戦で逆転サヨナラ打を放った際には、試合後のヒーローインタビューに飛び入り参加。「アイム、ジャパニーーーズ!」と絶叫すると、インタビュアーからマイクを奪い取って独演状態に。一気にブレークするきっかけとなった。

 トロントは世界で2番目に移民の多い都市でもあり、自己主張の強い人柄が受け入れられやすいという土壌がある。川崎自身、台湾出身の王建民(ワンチェンミン)が加入後は、英語、スペイン語に加えて中国語の勉強も開始。通訳がいない中、言葉の壁を恐れずに積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢はチームメートにも受け入れられている。最近も、川崎の背番号入りTシャツが完売するなど、今後も人気はますます高まりそうだ。

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2013年6月23日のニュース