長谷川　４者連続タイムリー＆４者連続二塁打絡んだ

＜ソ・神＞５回１死二塁、ソフトバンク・長谷川は適時二塁打を放つ

交流戦 ソフトバンク１２－０阪神

（6月3日 ヤフオクＤ）
　ソフトバンク打線が今季交流戦最多タイとなる１２点を挙げて大勝した。４回無死満塁から長谷川が中前打で口火を切った。

　「きょうは打撃練習からいい感じ。どこへきても対応できる自信があった」。ここから４者連続タイムリーで一挙６点を奪うと、５回には松田、長谷川、ラヘア、柳田のパ・リーグタイ記録となる４者連続二塁打で４点を追加した。この４試合で３度目の２桁得点に、藤本打撃コーチは「最初のチャンスを最初の打者がものにしてくれると、その後が楽になる」と分析する。

　どちらの場面にも絡んだ長谷川は、元阪神の岡田彰布氏の打撃を参考にしている。「昔の人は打席の中で動きがある」と、腕や足を小刻みに動かしてタイミングをとっている。５日からは遠征に出る。「次にホームに帰ってくるときは首位にいます」。４位ながら貯金３に戻し、長谷川の言葉も力強かった。

　≪パ・リーグタイ記録≫ソフトバンクは５回に松田から４者連続二塁打。１イニング４連続二塁打は日本ハムが０９年７月２９日のロッテ戦で初回に達成して以来９度目のパ・リーグタイ記録。ソフトバンクは南海時代の８４年９月２０日の近鉄戦（１犠打、１四球はさむ）以来２度目となったが、４者連続は初めてだ。なお、プロ野球記録は８３、８６年広島の５連続二塁打。