ラミカフェ“お宝部屋”入り口に記念ボード

[ 2013年4月7日 06:00 ]

ラミちゃんカフェでエリザベス夫人(右)に報告にきたラミレスは笑顔でポーズ

セ・リーグ DeNA6-3ヤクルト

(4月6日 神宮)
 ラミレスの妻、エリザベスさんが経営する東京・西麻布のプエルトリコ料理店「ラミちゃんカフェ」の地下には、完全予約制の特別な一室がある。「ラミちゃんミュージアム」と呼ばれるその部屋には、お宝ものの品々が所狭しと展示されている。

 本塁打王2回、打点王4回、首位打者1回などラミレスが獲得したタイトルのトロフィーやペナントに加え、巨人・原監督、中日・落合前監督、巨人・阿部、ヤクルト・宮本、日本ハム・稲葉、阪神・金本ら球界を代表する選手やOBの直筆サイン入りユニホームなどが飾られている。「自分がこれまで勝利に貢献するために獲ってきたタイトルは誇りに思っているし、日本の球界で歴史を残してきた先輩たちには常に尊敬の念を持っている」と話す。

 打撃3部門のほか2度のリーグMVP、日本一にも輝いたが、ラミレスにとって名球会は特別な意味を持つ。「2000本はただの記録でない。名球会は良い選手と一流の選手を区別する記録に入るんじゃないかな。外国人で初めて達成できるのは名誉なことだと思う」と目を輝かせる。

 14歳年上のエリザベスさんはプエルトリコ出身で、米国で銀行員として働いていた。94年に結婚して19年。店を始めた理由は夫婦で日本に住む覚悟を決め、エリザベスさんの「お世話になった日本にプエルトリコ料理で恩返ししたい」という夢をかなえるためだった。2000安打を達成した際に受け取る記念ボードは、宝物が並ぶ地下の部屋の入り口に飾ると決めている。

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2013年4月7日のニュース