代役カーペンターが貴重な一発 カージナルス2勝目

[ 2012年10月18日 12:31 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 カージナルス3―1ジャイアンツ

(10月17日 セントルイス)
 代役の貴重な一発が決勝点となった。カージナルスはカーペンターが三回に逆転2ランを放ち、シリーズを2勝1敗とした。

 初の攻撃で主力ベルトランが左膝を痛めて退き、2回守備から出場した26歳。0―1の3回2死二塁で今季完全試合を達成したジャイアンツのケーンの甘く入ったスライダーを捉えた。打球が右翼フェンスを越えると本拠地球場を埋めた観客は総立ちで熱狂。ヒーローは「どの場面でも出場したらベストを尽くす。きょうは大きい試合だった」と充実感に浸った。

 今季メジャーに定着したカーペンターはケーンに対してはこの試合まで4打数4安打。それだけにマシーニー監督は「シーズン中もいい働きをしてくれていたし、相性がいいのは知っていた。彼はいろいろな起用に応えてくれる選手だ。大きい一発だった」と称えた。

 降雨による約3時間半の中断を挟んだが、抑えのモットが8、9回を無失点とするなど流れを渡さなかった。プレーオフ通算14本塁打をマークするベルトランの離脱は痛い。それでも昨年のワールドシリーズ覇者は総力戦の構えで目の前の白星をもぎ取った。(共同)

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2012年10月18日のニュース