イチ イライラ「3連敗したら準備しなくていいの?」

[ 2012年10月18日 06:00 ]

<タイガース・ヤンキース>4回、バーランダー(左)からチーム初安打となる左前打を放つヤンキース・イチロー

ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ヤンキース1―2タイガース

(10月16日 デトロイト)
 ヤンキース・イチローの孤軍奮闘も実らなかった。打線の組み替えにより2番・右翼で出場。8回までのチームの2安打はいずれもイチローが放ったが、勝利には結びつかなかった。

 「スパイクの用意をしてグラブを磨いて、これが準備。(チームが)常にうまくいくとは限らない。でも、これができること。3連敗したら準備しなくていいの?」

 第4戦の準備を進めながら、いら立つ気持ちを隠そうとはしなかった。4回1死から外角のチェンジアップを左前に運んだ。2点を追う7回は先頭打者として右前打。だが中軸が続かなかった。「(7回の打席は)自分がやろうと思った。このチームは誰かが必ず何かをやるという空気が強く流れているけど、1ゲームも落とせない状況では(そういう思いは)カットされる」と言った。

 今シリーズは14打数6安打の打率・429。イチローだけが光を放ち続けている。「ごちゃごちゃ言わんと、やらにゃしようがない」。なりふり構わぬ姿勢で負けたら終わりの第4戦へ向かう。

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2012年10月18日のニュース