中日連勝で2勝1敗に 今季わずか1勝の伊藤が好投

[ 2012年10月18日 21:42 ]

巨人戦に先発した中日・伊藤

セ・リーグCSファイナルS第2戦 中日5-2巨人

(10月18日 東京D)
 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)18日、第2戦が行われ、セ・リーグは中日が5-2で巨人を下し、2勝1敗(巨人のアドバンテージ1勝を含む)とした。

 中日は今季レギュラーシーズンで2試合しか登板がなく1勝の伊藤が8回途中まで2失点と好投。打線も一発あり、つなぎありで効果的に加点し、2回に逆転して以降は主導権を巨人に渡さなかった。

 初回、中日は1番大島の打球がホールトンのグラブに挟まり、グラブごと一塁に投げたが、完全捕球とみなされずセーフの判定、内野安打となった。1死後、大島が盗塁成功。3番井端が四球を選び、一、二塁とするが4番和田、5番ブランコが連続三振で先制機を逃す。巨人は1番長野が中前打で出塁すると、1死後3番坂本の右翼線二塁打で長野が一気に生還し、先制した。

 2回、中日は平田、森野の連打と谷繁の四球で無死満塁とすると、伊藤の内野安打ですぐさま同点に。続く大島の二ゴロの間に三走が生還し、一気に逆転した。

 3回、中日は先頭の和田が二塁打で出塁。ブランコの遊ゴロの間に三塁まで進んだが、後続が倒れ追加点はならなかった。巨人はこの回も三者凡退。

 4回、中日は1死から投手の伊藤が2打席連続の安打で出塁すると暴投で二塁へ。荒木が右前に適時打を放ち、1点を追加した。巨人はここでホールトンに代えて小山を投入。井端に四球を与え2死一、二塁のピンチを招くが、和田を渾身の直球で三飛に打ち取った。巨人は2回から3イニング連続で三者凡退。

 5回、中日は2死から森野が四球で出塁したが、続く谷繁は左飛に倒れた。巨人はこの回も三者凡退。2回から中日・伊藤に完璧に抑え込まれている。

 6回、中日は今季レギュラーシーズンでわずか1本塁打だった大島が低めの直球を完璧にとらえ右翼席へ。今ポストシーズンは22打数12安打と大当たりの切り込み隊長の一発で、リードをさらに1点広げた。巨人は伊藤を打ちあぐねこの回も3人で終わった。

 7回、中日はこの回から登板した巨人・高木京を前に、この日初めて三者凡退に終わった。巨人は1死から阿部が左前打。初回の坂本以来19人ぶりの出塁となったが、続く高橋由が二塁正面の併殺打に倒れた。

 8回、中日は巨人・高木康を前にこの回も三者凡退。巨人は亀井が内野安打を放ち、松本が四球を選んで1死一、二塁の好機を作り、続く古城が投ゴロに倒れた場面で中日は好投した伊藤に代え浅尾を投入。長野が右前に適時打を放ち1点を返したが、続く代打・石井は井端の好守に阻まれ遊直に終わった。

 9回、中日はブランコ、平田の連打と森野の四球で1死満塁とすると、谷繁が右犠飛を放ち1点を追加した。その裏、中日の守護神・山井が登板。先頭の坂本が左前打で出塁したが、後続が倒れ反撃はならなかった。

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