“ド派手凱旋”イチロー、らしさ全開４安打！！

１回マリナーズ２死、イチローが遊撃内野安打を放つ。投手マッカーシー、捕手スズキ

　２０１２ＭＬＢ開幕戦、アスレチックス―マリナーズは２８日、東京ドームで行われ、マリナーズのイチローは３番・右翼で先発出場。５打数４安打１打点と大活躍し、３―１の勝利に貢献した。マイナー契約からメジャー昇格を勝ち取った川崎はベンチ入りしたものの、出番はなかった。

　先発投手はア軍が２メートル４の長身右腕・マッカーシー、マ軍は１０年のサイ・ヤング腕、ヘルナンデス。大歓声に迎えられた１回の第１打席、イチローは２死走者なしの場面で、フルカウントから高いバウンドで投手の頭上を越える遊撃内野安打を放った。

　第２打席は４回、先頭のアクリーがバックスクリーン右へソロ本塁打を放ち、先制した直後。カウント１―１からバットを折られながら三遊間へ、打球は遊撃手に好捕されたものの、イチローの足が勝って、またも内野安打となった。

　第３打席は６回１死一塁の場面。２ボールからの３球目をファウルし、４球目を中前に運び、この日３本目の安打。得点には結びつかなかったが、一、二塁とチャンスを広げた。

　９回、先頭打者で第４打席を迎えたイチローは初球、外角高めの速球を叩いたが、ライナー性の左飛。しかし、試合は９回を終えて１―１もまま決着がつかず、延長戦に突入。イチローに４打席目が回ってきた。

　マ軍が１点を勝ち越した１１回１死一塁。勝ち越し打を放ったアクリーが盗塁を決めた後、イチローは中前に鮮やかに適時打。この日４本目の安打でチームの勝利を決定づけた。

　大リーグの開幕戦が日本で開催されるのは４年ぶりで２９日も東京ドームで行われる。