青木 終盤調子急上昇!開幕スタメンあるぞ

[ 2012年3月28日 06:00 ]

インディアンス戦の9回、右中間に勝ち越し三塁打を放つブルワーズ・青木

オープン戦 ブルワーズ6-5インディアンス

(3月26日 グッドイヤー)
 鋭い打球が緑の芝生の右中間を深々と破る。開幕スタメンをググッと引き寄せる快打だ。同点の9回2死一塁で、ブルワーズ・青木が決勝三塁打。7回の守備から出場して最高の結果を出し「長打が打てれば一番と思ったがいいところに落ちてくれた。思い切っていったのがいい結果につながった」と喜んだ。

 オープン戦前半の13試合は打率・194と苦しんだが、19日のレンジャーズ戦で3安打して以降は・692。特に首脳陣の評価を高めたのが、前日に昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞左腕カーショー(ドジャース)から右中間へ放った一発だ。ロン・レネキー監督はこの日朝の会見で、青木の出場機会が増えるかとの問いに「Yes!」と即答。先発起用の可能性を示した。右膝手術明けの正右翼手のハートは、開幕から2~3カードの欠場が濃厚。青木はオープン戦で対左腕の打率・667を誇る。指揮官はヤクルト時代から左投手に強いデータを実感できたと言い、青木が対左腕で先発する公算は高い。

 「青木はイチローのようだ。長くヒッティングゾーンにバットをとどめられるし、ボールが見えている」と指揮官。キャンプ序盤には「イチローは孤高の打者。誰とも比べられない」と話していただけに、評価は赤丸急上昇中だ。青木も「これを続けていきたい」と意気込む。開幕まで残り10日。ラストスパートで定位置の座を必ずゲットする。

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2012年3月28日のニュース