ついに目覚めた?大石4回7奪三振でローテ入りアピール

[ 2012年3月2日 06:00 ]

<練習試合 西・L>韓国・LGとの練習試合で4回2安打無失点、7奪三振の力投を見せた大石

練習試合 西武2―1韓国LG

(3月1日 春野)
 剛腕が覚醒した。西武の大石達也投手(23)が1日、韓国LGとの練習試合に先発し、4回2安打無失点と好投した。直球の最速は141キロながら、スピンの利いた直球がよみがえり、7奪三振を記録。これで対外試合は7イニング連続無失点となった。昨季は1軍登板なしに終わった2年目の大器が、菊池雄星投手(20)、新人の十亀剣投手(24)らと争う開幕ローテーション入りを強烈にアピールした。

 早大時代に155キロをマークした時のような派手さはない。しかし、直球に強い韓国の打者が140キロに満たない球に振り遅れた。直球に最も必要なものは切れ。それを大石の投球が証明した。

 「空振りが取れればいいが、スピードガン表示のある球場だと見栄えが悪いですね。145キロくらいは欲しいですね」。

 笑顔で語る表情が手応えの表れだった。初回、先頭打者を136キロの直球で空振り三振に仕留めると、2死二塁から、4番の鄭成勲(ジョンソンフン)を138キロの直球で空振り三振。打者14人の半分に当たる7人を三振に仕留め、そのうち6つを直球で奪った。

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2012年3月2日のニュース