山本昌496日ぶり本拠登板へ 開幕戦対戦相手テス投

[ 2012年3月2日 06:00 ]

休日練習で若手投手が見守る前、2年振りにナゴヤドームのマウンドでピッチングをする山本昌(左)

 “プレ開幕戦”に本命が登場する。高木監督から開幕投手に指名されている中日・山本昌投手(46)が2日、ナゴヤドームでのオープン戦初戦となる広島戦に2番手で登板。自身の今季初実戦が開幕戦と同じ相手となり、コイ料理の予行演習を行う構えだ。

 「ちょっと緊張するだろうけど、楽しみな部分の方が多い。結果うんぬんより、体がどう反応するかをみてみたい」

 1日はナゴヤドームで軽めの調整。本拠地での登板は2010年10月23日のCSファイナルS・巨人戦以来、実に496日ぶりとなる。この日は踏み慣れているはずのマウンドを入念にチェックし「知っているんだけど試さずにはいられなかった」と笑った。

 昨秋の右足首の手術の影響もなく、春季キャンプを完走。権藤投手コーチも「足のケガだから治れば問題ない」と状態の良さを認めた。いきなり開幕戦の相手だが「向こうの方が僕をよく知っているでしょ。(野村)監督なんて1番よく対戦した打者だし」と、いまさら隠し立てもしない。1年半のブランクがある46歳が3月30日のマウンドに立てるのか? 元気な姿でそれを証明する。

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2012年3月2日のニュース