28歳のライバルは5年契約要求…ヤンキースが黒田を選ぶ理由

[ 2012年1月14日 08:30 ]

 先発投手陣の強化を目指すヤンキースがドジャースからFAの黒田博樹投手(36)に獲得候補を一本化したことが12日(日本時間13日)、分かった。並行して動いていたカージナルスからFAのエドウィン・ジャクソン投手(28)との交渉が事実上決裂したことから、黒田側との交渉は一気に進展するとみられ、週明けにも合意する可能性が出てきた。

 13日付のニューズ・デー紙によると、11日夜の会談でジャクソンの代理人は年平均1500万ドル(約11億5500万円)の5年契約という破格の条件を要求したという。これはぜいたく税対策で年俸総額を極力抑えたいヤンキースの方針に合わない。一方、黒田の年俸相場は1200万ドル(約9億2400万円)前後といわれているが、来月37歳になる年齢からも1年契約が濃厚。将来的な年俸総額に影響を及ぼすことはない。

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2012年1月14日のニュース