映像でしか知らなかった…津田さん長男「父の凄さを実感した」

[ 2012年1月14日 09:38 ]

記者発表を終え、談笑する(左から)北別府氏、古葉氏、津田氏の長男・大殻さんと晃代夫人、山本浩二氏
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 野球殿堂入りを決める野球体育博物館の表彰委員会は13日、競技者表彰のプレーヤー部門で元広島の津田恒実投手(享年32)、北別府学氏(54)を選出した。津田氏は闘志あふれる投球スタイルで抑えとして活躍。しかし93年7月20日、脳腫瘍のため志半ばでこの世を去った。

 会見には夫人の晃代さん(48)と一人息子の大毅さん(23=会社員)が出席。「今回お知らせを受けた時には大変驚きました。一番驚いているのは、津田本人ではないかと思います」。あいさつに立った晃代さんは目頭を押さえ、大粒の涙を流した。愚直なまでに「直球勝負」にこだわり続けたポリシー。闘争心を前面に押し出した投球スタイルが委員の支持を集めた。

 大毅さんは「今まで映像でしか父を知らなかったが、きょう凄さを実感した。津田恒実の息子なんだと感じた」と名投手だった父をしのんでいた。

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