松井“異例”の内野守備練習!一塁手もやる!?

[ 2012年1月14日 06:00 ]

99年の球宴で一塁守備に入った松井

 内野もやる!?アスレチックスからFAとなっている松井秀喜外野手(37)が、移籍先の選択肢を広げるために一塁手を兼任する可能性が浮上した。13日、都内で取材に応じ、2日連続で内野の守備練習を行ったことを明かした。

 正面から投げられたゴロを捕球してスローイング。単純な動きを、丁寧に繰り返した。前日は三塁の位置でノックを受けたという。「内野手?全然関係ない。どちらかと言うと、下半身のトレーニング。全然関係ない」と笑い飛ばしたものの、この時期の内野の守備練習は極めて異例だ。

 現時点で松井に獲得オファーは届いておらず、DH枠が空いているア・リーグ球団はオリオールズ、アスレチックス、マリナーズ、ブルージェイズなどわずか。しかし、一塁も守れるとなれば選択肢は広がる。折しも、レイズはこの日、アンドルー・フリードマン編成担当取締役が「もう1人打者を獲る。できれば一塁手がいい」と話した。前日にDHとして獲得したスコットは元来、一塁手兼外野手。松井が一塁を守ることができれば、DHと一塁で交互に出場することも可能になる。

 6日に帰京し、翌日から7日連続で屋外トレーニングというハイペース調整。「(状態は)多少は上がっていると思いますよ」と話した。

 プロ入り以来、公式戦では内野出場のないゴジラだが、星稜時代は三塁手。周到な準備が新天地への活路を開くかもしれない。

 ▼松井の内野守備 星稜では1年時に一塁手を務め、2、3年時は三塁手。プロでは日米通じて公式戦の内野出場はない。球宴では99年7月25日の第2戦に中堅から一塁に入り、27日の第3戦では代打から三塁を守った。また、同年11月14日のセ・リーグ東西対抗でも中堅から一塁に入った。

続きを表示

2012年1月14日のニュース