古葉氏「2人を選んでいただきありがとうございます」

[ 2012年1月14日 06:00 ]

祝辞を述べる東京国際大学野球部監督の古葉竹識氏

津田恒実氏、北別府学氏が野球殿堂入り

 津田、北別府両氏が広島での現役時代に監督を務め、現在は東京国際大野球部監督である古葉竹識氏(75)も会見に出席。ゲストスピーチでは「2人を選んでいただき本当にありがとうございます」と笑顔で話した。

 古葉氏は75年のシーズン途中から85年まで広島で監督を務め、チームを3度も日本一に導いた名将。北別府氏が最多勝、山本浩二氏が本塁打王など教え子が次々とタイトルを獲得する中、津田氏が入団してきた82年を振り返り「“(津田氏に)自分は新人王を獲らせたことがないから、新人王を獲ってくれ”とお願いしたら、本当に獲ってくれた。こんなにうれしいことはなかった」と思い出を披露した。

 特に志半ばで他界した津田氏への思い入れは強く、東京国際大の監督に就任した08年には、津田氏の一人息子で当時は九州国際大に所属していた大毅さんを同大に編入させ、親子2代にわたって指導。「負けん気が強いところが似ている。去年から社会人になったけど会社での評判もいいみたい」と「息子」の成長にも目を細めていた。

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2012年1月14日のニュース