ヤンキース、ぜいたく税対策で補強“消極的”

[ 2012年1月14日 06:00 ]

ヤンキース、黒田獲り一本化

 ヤンキースはこのオフ、サバシアと契約を延長した以外、目立った補強はしていない。その最大の理由が、14年をターゲットにしたぜいたく税対策だ。

 14年には課税対象となるチーム総年俸の上限が今季の1億7800万ドル(約137億円)から1億8900万ドル(約146億円)に引き上げられる。昨季も2億ドル(約154億円)を超える年俸総額だったヤ軍にとって、12、13年の実現は不可能だが、14年はクリアできると計算している。

 さらに新労使協定では「1度でも基準を下回れば、翌年は税率は17・5%に引き下げられる」となった。ヤ軍は12年に超過分の42・5%、13年には同制度最大の50%が課徴される。しかし14年に目標を達成できれば、15年に仮に超過しても、税率は50%でなく17・5%。その差だけでも数十億円に上ると予想される。

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2012年1月14日のニュース