「九州のダル」に西武スカウト「九州No.1ピッチャー」

[ 2011年7月15日 10:23 ]

宮崎第一を相手に1失点完投した宮崎日大・武田

宮崎大会2回戦 宮崎日大4―1宮崎一

(7月14日 アイビースタジアム)
 第93回全国高校野球選手権宮崎大会で14日、宮崎日大の151キロ右腕・武田翔太投手(3年)が今夏初登板。日米13球団のスカウトが集まる中、最速147キロを武器に6安打1失点完投、11奪三振の力投。4―1で宮崎第一を下し、3回戦に進出した。

 1メートル87の長身、しなやかな腕の振り。本家にも負けない力強さと柔らかさを併せ持つ。「九州のダルビッシュ」こと宮崎日大・武田が今夏初登板で6安打1失点完投。最速147キロをマークした直球に多彩な変化球を交えて11奪三振。ネット裏の日米13球団23人のスカウトをうならせた。

 「初回は投球が単調だったけど、2回から真っすぐが走り、変化球にも切れが出た」

 初回に1点の先制を許したが、2回からギアを上げて奪三振ショーを繰り広げた。圧巻は0―1で迎えた5回。先頭打者への死球、さらに自らの野選で無死一、二塁としたが、3者連続三振でピンチを脱した。マウンドで雄叫びを上げた背番号1を、打線が8回に援護。一挙4点を挙げ、逆転に成功した。

 今秋ドラフト1位候補の武田だが、昨秋県大会はベスト8敗退、今春の県大会もベスト4で涙をのんだ。最後の夏での雪辱を期し、新たな練習を取り入れた。スタミナ強化を兼ねたカッパを着込んでの走り込みで「精神面も鍛えられた」。河辺寿樹監督は「だいぶ気持ちが大きくなった」と打線の反撃を呼んだ投球を称賛。スカウト8人で視察した西武・奥薗満編成部部長アマ担当は「直球に力があるし、スライダーもいい。九州No・1ピッチャー」と絶賛した。

 球の角度や球速を変えた3種類のカーブ、縦横2種類のスライダー、シュート、チェンジアップと多彩な球種も本家譲りだ。武田は「プライドを捨てて、時には軟投派になる。ダルビッシュさんの投球が参考になっています。この大会で自分の殻を破りたい」と息巻いた。目標は「全部勝つこと」と頼もしい。この夏は“九州のダル”から目が離せない。

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