クレメンスの偽証裁判 証拠不適当で審理無効 

[ 2011年7月15日 11:10 ]

 薬物使用について偽証があったとして起訴された元米大リーグ投手のロジャー・クレメンス被告の裁判について、ワシントンの連邦地裁の判事は14日、検察側が提出した証拠が不適当だったとして審理無効を宣言した。9月2日に聴聞会を開き、新しい公判を持つかどうかを決める。米各メディアが報じた。

 クレメンス被告は2008年2月の下院政府改革委員会の公聴会でステロイド(筋肉増強剤)などの薬物使用を否定する証言を行ったが、これが虚偽に当たるとして昨年8月に起訴された。同被告は大リーグで通算354勝を挙げ、最優秀投手賞のサイ・ヤング賞に7度輝いている。(共同)

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2011年7月15日のニュース