13年WBCに向け交渉団を結成…収益配分など交渉

[ 2011年7月15日 06:00 ]

 プロ野球のオーナー会議(島田亨議長=楽天オーナー)が14日、都内ホテルで開かれ、13年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて交渉団を結成して条件交渉に臨むことを確認した。

 交渉団の団長には加藤良三コミッショナー(69)と島田議長(46)が就任。今後はWBCI(WBCの大会運営会社)と収益分配などについて本格交渉に入ることになった。

 09年の第2回大会では総収益(約1800万ドル=当時で約15億円)から日本の分配金は13%の約2億円。大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会は66%の約10億円だった。島田議長は「日本代表と企業スポンサーが貢献してる内容に対してリターンが十分でないというのが共通認識。ギャップをどう埋めるか」と説明。日本は現時点で13年の大会への出場は表明しておらず、まずは条件交渉を進めていく。

 ◆その他の審議事項 (1)日本野球機構(NPB)の財務状況を確認した上で今後の対策について検討(2)NPBの一般社団法人への移行スケジュールと現状を確認。

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2011年7月15日のニュース