田中1号決勝弾!ヤクルト、54年ぶり巨人戦8連勝

[ 2011年7月15日 21:05 ]

6回、ヤクルト・田中が本塁打を放ち三塁を回る

 プロ野球、巨人―ヤクルト12回戦は15日、東京ドームで行われ、首位ヤクルトが2―1で勝ち、引き分けをはさんで4連勝、対巨人戦は1957年以来、54年ぶりの8連勝となった。先発の村中が6回4安打1失点で今季初勝利。

 巨人はルーキー沢村が先発。初回、2死からホワイトセル、畠山に連続四球。この場面でバレンティンが左中間へ適時二塁打を放ち、ヤクルトが1点を先制した。

 昨季3勝1敗と“巨人キラー”の村中は右脇腹痛のため、5月1日以来の登板だが、初回は2三振を奪い3者凡退と好スタートを切った。

 沢村は2、3回は3者凡退。巨人は2回、先頭の長野が右前打で出塁、三塁まで進みながら、無得点に終わったが、3回に2死二塁から亀井の左前適時打で同点に追い付いた。

 1―1で迎えた6回、ヤクルトはこの回先頭の田中が左越えに1号ソロを放ち、1点を勝ち越し。田中は「打ったのはストレート。先頭バッターだったので出塁する事を心がけていましたが、最高の結果になってくれました」と声を弾ませた。ヤクルトは7回から松岡、押本、林昌勇のリレーで巨人の反撃を抑え込んだ。

 沢村は8回4安打2失点と好投したが、打線の援護なく7敗目。巨人は5位に転落。久々の登板で白星を手に入れた村中は「投げるまで不安もあったけれど、相川さんのリードに引っ張られて、試合を作る事ができて正直ホッとしました」と笑顔。

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2011年7月15日のニュース