小川監督“推しメン”「AKB」がリーグ再開の鍵

[ 2011年6月24日 06:00 ]

練習の合間にじゃれあうバレンティン(右)と畠山(中)。左は川端

 ヤクルト・小川監督が再開するリーグ戦のキーマンに「AKB」を挙げた。「A」は交流戦不調だった青木、「K」は右太腿筋挫傷から復帰する川端。そして「B」はニックネームが「ブー」の畠山とバレンティンの大砲コンビだ。

 「青木は最終的に合わせてくると思うし、川端の復帰で打線がつながる。統一球でなかなか点が取れない中、畠山、バレンティンの活躍なくして今の順位はない。よくやってくれている。これからもお願いしたい」

 青木は交流戦打率・253と苦しんだが、現状打破にグリップがタイ・カッブ型の新型バットを導入。この日は神宮の全体練習で精力的に守備にも取り組み「打つ方も守る方もしっかりやっていきたい」と気持ちを新たにした。「8番・遊撃」の川端は下位打線のチャンスメーカー。5月22日ソフトバンク戦(神宮)で負傷するまでは打率・287、出塁率・366をマークし、指揮官は「3番を打っても不思議じゃない」と期待する。

 打撃3部門で上位を争うバレンティンは小川監督を打撃投手に志願特打を敢行。「大振りしていたのでコンパクトに振ることを確認した」と意欲的だ。交流戦を10勝12敗2分けと苦戦したチームはリーグ首位は堅守。ヤクルト版「AKB」の活躍次第では、秋(A)にはきっと(K)ビール(B)かけが待っている。

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