木内マジック最終章…常総学院・和田主将が決意

[ 2011年6月24日 06:00 ]

今夏限りで勇退する木内監督に甲子園切符獲得を約束する常総学院の和田主将

 今夏限りでの勇退が決まっている木内幸男監督(79)率いる茨城・常総学院は、09年以来2年ぶりの甲子園出場と全国制覇を狙う。和田主将は「(03年夏の)甲子園で優勝したときも、監督が辞めると言われていた。今年は監督に連れて行ってもらうというより、自分たちが監督を甲子園に連れて行きたい。全国優勝を目指します」と03年夏の再現を宣言した。

 初戦は7月16日に友部と水戸一の勝者と対戦することが決定。初戦の4日前となる12日に80歳の誕生日を迎える指揮官にとっては、甲子園切符が何よりのバースデープレゼントとなる。今春の県大会ではセンバツ出場の水城などを撃破して優勝し、関東大会でも4強入りした。第1シードとして臨む今夏は他校のマークも厳しくなるが、和田は「監督からは“勝つことよりも、負けない工夫をしろ”と言われてきた。成長したところを見せたい」。指揮官の教えを胸に刻んで戦いに臨む。

 今春の関東大会前には3年生部員を集めて「おまえたちと心中する」と覚悟を伝えた木内監督。木内マジック最終章がいよいよ幕を開ける。

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2011年6月24日のニュース