糸井「バ、ナ~ナ!」でハートをわしづかみ

[ 2011年6月14日 09:51 ]

 日本ハムの糸井嘉男外野手(29)が13日、村田和哉外野手(25)とともに札幌市内の簾舞小学校を訪問。全校児童236人の歓迎を受けた糸井は、持ち前の明るい天然キャラで大いに盛り上げた。チームトップの打率・303と頼れる3番打者は学校訪問後、新千歳空港から神戸へ移動。背筋痛も癒え、14日からの阪神戦(甲子園)で暴れ回る。

 糸井がパワーアップした。子どもたちに囲まれると、両手でギュッと抱きしめる糸井流の愛情表現で元気をもらった。児童から「僕はサーモンが好きですが、食べ物は何が好きですか?」と問われると、目をキラキラと輝かせた糸井は「バ、ナ~ナ!」と英語?で答えて大爆笑。子どものハートをわしづかみにした。最後に歌のプレゼントをもらうと「みんなの歌に鳥肌が立った。選手も(学校訪問を)楽しみにしているし力をもらった。いい1日だった」と満足そうな笑みを浮かべた。

 背中の張りを訴えて6日の巨人戦から2試合欠場も、すっかり完治。12日の横浜戦(札幌ドーム)では2回にレーザービームで相手の先制を阻止して「ケガ?もう大丈夫。見たでしょ?良かったでしょ!」と完全復調をアピールした。14日からは甲子園で阪神と2連戦。京都・宮津では縁がなかった聖地は糸井にとって今でも憧れの場所だ。「小さいころよく行ったし、球場には特別な思いがあります」。プロでは何度もプレーしているが、聖地への思いが薄れることはない。

 チームは首位ソフトバンクと2ゲーム差。交流戦逆転Vの可能性も残している。投手陣が52回連続無失点など踏ん張ってきたが、夏場に向けて今度は糸井ら打線が引っ張る番だ。「チームがいい状態なのでとにかく勝ちたい」。まずは自らの活躍で今季初の連勝6をさらに伸ばしていく。

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2011年6月14日のニュース