元ヤクルト「ツギオ」の佐藤はノムさんに感謝

[ 2010年12月17日 06:00 ]

 【社会人野球表彰式】ヤクルト時代はツギオの登録名でプレーした佐藤(ヤマハ)は、社会人野球転向7年目にしてうれしい初受賞。同じ東海地区の的場を「いつも意識しているライバル」と話す佐藤は「これを目指してやってきた。一番欲しかった。今年はチャンスだと思って祈っていました」と笑みをこぼした。

 ブラジル・ワシントンルイス高を卒業後、来日して99年にヤクルト入りも5年間で結果を残せず戦力外に。退団後に3年間プレーしたシダックスでは野村監督(前楽天監督)の下で基本から叩き込まれた。チームの休部で移籍したヤマハで開花した苦労人は「野村さんに教わった配球が本当に役に立っている」と恩師に感謝していた。

 <JR九州勢4人>今年の都市対抗、日本選手権でともに準優勝のJR九州から4人が選出された。投手部門では主要大会で年間10勝を挙げた浜野が、個人賞の最多勝利賞とのW受賞。東芝・藤田との決選投票の末の受賞に「来年はチームも優勝して満場一致で受賞できるようにしたい」と目標を掲げた。JR九州では来年3月に九州新幹線が全線開通するとあって、捕手部門で受賞した中野は「全線開業の勢いに乗って、優勝を目指したい」とPRも忘れなかった。

 ▼トヨタ自動車・坂田 社会人に入って一番欲しかった賞。本当によかった。

 ▼JR九州・田中マルシオ チームに家族、応援してくれた皆さんのおかげ。感謝している。

 ▼NTT東日本・北道 7年間思い続けてやっと獲れた賞。野球をやっている限り獲り続けたい。

 ▼JR九州・藤島 今年1年で終わらせないように、来年以降も頑張るしかない。

 ▼東芝・松永 チームの工藤コーチが3度獲っているので、4度獲ってぎゃふんと言わせたい。

 ▼JX―ENEOS・池辺 前回受賞は三菱ふそう川崎の補強で都市対抗優勝。今回が東芝で優勝。次は自チームで優勝して獲りたい。

 ▼JFE東日本・落合(首位打者賞) 新設された賞を獲れたのはうれしいけど、来年はベストナインを狙いたい。

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2010年12月17日のニュース