球児 現状維持4億円でサイン、メジャー挑戦は話し合い継続

[ 2010年12月17日 12:43 ]

契約更改を終え、記者会見する阪神の藤川球児投手

 阪神の藤川球児投手(30)が17日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸4億円でサインした。代理人と同席して記者会見した藤川球は「いつも納得して(サイン)している」と話した。

 将来の希望として抱いている米大リーグへの移籍について藤川球は「米国のことを考える時間を持ちながら野球に取り組んでいる」とし、球団側と継続的に話し合う姿勢を示した。沼沢正二球団本部長はポスティングシステム(入札制度)によるメジャー挑戦について「認めないという態度で一貫している」とし、放出を容認しない構えを強調した。

 今季は58試合に登板し、3勝4敗28セーブ、防御率2・01。回をまたいでの登板も多く、チームに貢献したが、シーズン終盤は救援失敗も何度かあった。藤川球は「自分の成績が落ち込んだと思われている。しっかりした成績を残したい」と語った。(金額は推定)

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2010年12月17日のニュース