横浜が渡辺獲得を発表、本人は号泣…

[ 2010年12月10日 06:00 ]

横浜へのトレード通告を受けた渡辺は「仙台のファンの一言」の問いかけに大粒の涙を流す

 横浜は9日、楽天の渡辺直人内野手(30)を金銭トレードで獲得したと発表した。二遊間の強化が目的で、機動力を備えた渡辺に白羽の矢を立てた。

 渡辺は08年にリーグ2位の34盗塁など通算97盗塁をマーク。今季は115試合で打率・265、12盗塁。尾花監督は「内野守備がうまく、機動力が使える。1、2番タイプでチームの弱点が補える」と期待を込めた。今オフのトレードは3件目で、FAでも日本ハムから森本を獲得。最下位からの巻き返しへ積極的な補強を進める。

 ≪正遊撃手を放出≫横浜にトレードする楽天・渡辺は仙台市内の球団事務所で会見し「来年も楽天でやりたかったけど、横浜で頑張ろうと思う」と気丈に話した。しかし楽天ファンへのメッセージで「温かく応援してくれた…」と言ったところで涙があふれ、言葉が一切出なくなった。松井加入による正遊撃手の放出に米田球団代表は「今のチーム状況だと横浜で遊撃のレギュラーとしてキャリアアップしたほうがいい」と説明した。

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2010年12月10日のニュース