異例の全国ライブ放送　地元５時間編成も

　日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」では、番組内で午後３時から日本ハム・斎藤入団の熱狂ぶりを全国にライブ放送した。「斎藤投手は今年の顔の１人。最近、事件など暗い話題が続いたので明るいニュースを生中継しました」と同番組スタッフ。０３年の新庄氏の入団の時は地元限定中継。まさに異例の措置だったが、放送時間の関係で梨田監督に投げた「第１球」はオンエアできなかった。

　北海道内のテレビは「佑ちゃんスマイル」に占拠された。ＮＨＫ（札幌）に加え、民放４局が新千歳空港での到着時からセレモニーまで中継するフィーバーぶり。特にＴＢＳ系列のＨＢＣ（北海道放送）は計５時間のロング編成。「社内の“ファイターズ対策”としてこの１年間、多くの試合を中継してきた。斎藤投手の入団が決まり、ここで思い切ったことをやらないと、今まで培ってきたものが発揮できないと思った」と同局編成部。全報道陣を合わせてテレビカメラ３０台以上、２２０人が集結した札幌ドームから流れた斎藤のホットな映像は、小雪降る北の大地を熱くした。