上原、オリオールズと再契約に合意「うれしい」

[ 2010年12月10日 06:00 ]

 オリオールズからFAとなった上原浩治投手(35)が8日、再契約に基本合意した。1年契約で、年俸は300万ドル(約2億5200万円)プラス出来高。登板数や試合完了数などをクリアすれば、12年の契約は自動更新される。

 帰国中の上原は「代理人に任せているので、詳しくは聞いていないが、そうなればうれしい」と語った。近日中に渡米し、メディカルチェックを行った上で正式契約となる。
 代理人のピーパー氏は「方向性はしっかり見えた」と話した上で、年俸と同額近い出来高については、抑えと中継ぎで条件が変わるため、詳細を詰めている段階だと説明した。上原は今季は8月後半から守護神を務め、1勝2敗13セーブで、防御率2・86をマーク。オ軍のほかにもカージナルスなど複数の球団が獲得に乗り出していた。

 <憲伸獲得も継続中>上原引き留めに成功したオ軍は、現在ブレーブス傘下2Aに所属する川上のトレード交渉も継続中。複数の米メディアも「ブレーブスは、川上の来季年俸667万ドル(約5億6000万円)のうち500万ドル(約4億2000万円)まで負担する構えだ」と報じた。ネックだった年俸面がクリアとなり、一気に交渉が進む可能性もありそうだ。

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2010年12月10日のニュース