投打かみ合う日本ハム リーグ戦再開後は負けなし

[ 2010年6月23日 23:10 ]

 【日本ハム9―3ソフトバンク】昨季覇者の日本ハムが今季2度目の5連勝。リーグ戦再開後は負けなしと、勢いに乗っている。

 投打がかみ合う―。これまで、なかなか味わうことがなかった感覚を取り戻しつつある。この日は打線が活発。制球の定まらない相手投手から2試合連続で一回に3点のリードを奪うと、4―0の四回には稲葉、小谷野、糸井の中軸で5点をたたき出した。「中軸がしっかりしていると攻撃がまわる」と大村打撃コーチがご機嫌なのも、うなずける。
 派手な攻撃の裏では、救援陣が壊れかけた試合を立て直した。先発の矢貫が四回に特大の2本塁打を許した後、1死一、二塁から登板した矢貫と同期入団の榊原が2回2/3を好リリーフ。15、18日は故障降板した先発を救援するなど、ここ7試合で3勝を挙げる活躍だ。
 交流戦後は打てばつながり、守れば救援陣がいまだ無失点。最大14あった借金も、ようやく五つにまで減った。「シーズン前半はうまくいかなかったけど、我慢してやってきて、いい方向に出てきた」。主将の稲葉の自信に満ちた言葉が、借金完済の日が近いことを予感させた。

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2010年6月23日のニュース