松井秀3三振に恩師が苦言「もう少し燃えてほしいね」

[ 2010年6月23日 12:48 ]

ドジャース戦の6回、空振り三振に倒れるエンゼルス・松井秀

 エンゼルスの松井秀喜外野手は22日、アナハイムでのドジャース戦に「5番・指名打者」で出場。4打数無安打で、内容は空振り三振、遊飛、空振り三振、空振り三振で打率は2割6分1厘。チームは6―3で勝った。

 松井秀のメジャー通算150号を期待して観戦に訪れた石川・星稜高の山下総監督が残念そうにつぶやいた。「もう少し燃えてほしいね」。自慢の教え子は無安打3三振。4打席とも力負けで、節目の一発は14試合続けての足踏みとなった。

 相手はドジャースが誇る22歳の速球派左腕カーショー。2回は高めの“つり球”にバットが空を切り、6回は外角低めに伸びる速球に振り遅れた。松井秀は「球に力があった。全部押されていた」と素直に脱帽した。

 「好球必打」を信条とする男らしくなかったのは、4回2死三塁での遊飛。真ん中への明らかな失投を打ち上げてしまった。本来の下半身主導の打撃ではなく山下総監督は「左脚のためがない。思い切り振れてない。痛いのかな」と心配する。

 1試合3三振は今季4度目。出場69試合で57三振。昨年まで約7打数で1個の割合だった三振が今季は約4・3打数で一つ。本人は打撃の「状態自体は悪くない」と言うが、力強さはまだ取り戻せていない。

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2010年6月23日のニュース