森野、和田が連夜の連弾

[ 2010年6月23日 22:20 ]

 【中日4―2横浜】クリーンアップのバットから連夜の快音が響いた。中日の森野、和田が同点で迎えた七回、22日に続く2者連続本塁打。打線の軸を担う2人の活躍で、6月5日以来の2連勝。約2週間ぶりに貯金を1とした。

 加賀の丁寧な投球に苦しめられたが、六回にようやく荒木の適時二塁打で追い付いての七回。先頭の3番森野は1ボールからの直球に最短距離でバットを出すと、打球は低い弾道で右翼席に突き刺さった。「やっと甘い球がきた。打った瞬間にいったと思った」という一打で貴重な勝ち越し点をもたらした。
 球場全体が一気に盛り上がる中、4番の和田も続いた。3球目の高めに浮いたスライダーを逃さずに振り抜き、高々と左中間席へ。「高めの球をようやくとらえることができた」。前夜の再現となる連続本塁打で、好投の山井に2勝目をプレゼントした。
 落合監督も認めるように、今の打線は中軸に頼るところが大きい。苦しいチーム状況の中、開幕からリーグ上位の打率を誇る2人が勢いを取り戻しつつある。

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2010年6月23日のニュース