巨人9000号 ラミレス、狙って決めた!

[ 2010年5月10日 06:00 ]

<巨人・横浜>1回無死一、二塁、左越え3ランを放つ巨人・ラミレス

 【巨人7―5横浜】メモリアル弾で新たな大台にW王手-。巨人のアレックス・ラミレス外野手(35)が9日、横浜戦で球団通算9000号となるリーグトップタイの12号3ランを放った。

 来日10年目で自身の通算本塁打数も299本とし、原辰徳監督(51)にも監督通算499勝目の白星をプレゼント。チームも今季2度目の5連勝を飾り、主砲と指揮官が区切りの大台にダブル王手をかけ、12日からの交流戦に向けて弾みを付けた。
 ラミレスだから打てる、読みとパワーを凝縮した一発だった。初回に1点を先制し、なおも無死一、二塁のチャンス。集中力を研ぎ澄まして打席に入ると、フルカウントからの7球目、低めのチェンジアップをゴルフスイングのようにすくい上げた。打球は大歓声に沸く左翼席へ。狙っていた記念アーチ。ダイヤモンドを回りながら、太い右腕を何度も突き上げた。
 「併殺を取りに低めに投げてくると思ったので、難しいボールだったけど、うまく上に持ち上げられたよ。力強いスイングで(本塁打を)狙うことを考えていたんだ」とラミレス。ヒーローインタビューでは、インタビュアーからマイクを奪って「新潟のミナサン、ホームランを打ちました。そして勝ちました。本当にうれしいです。ヨロコンデー!」と日本語で絶叫した。これで本塁打を打った試合も2年越しの18連勝だ。いよいよ始まる交流戦。パ・リーグが誇るエースたちも、ラミちゃんが打ち崩す。

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2010年5月10日のニュース