慶大の2年生“秀才右腕”4安打10K!初完封

[ 2010年4月26日 06:00 ]

完封勝利を挙げた慶大・福谷

 【慶大3-0法大】秀才右腕が躍動した。理工学部電子工学科に在籍する慶大2年生の福谷が、自己最速タイのMAX145キロの直球を武器に4安打10奪三振の力投。リーグ戦初完封を飾った。

 「相手が法大だったので自分の持てる力をすべて出してぶつかりました」と試合後は照れくさそうに話した。前週の東大戦は6回2失点でリーグ戦初勝利。それでも「いかんせん竹内があんな投球をした後だったので」と初戦でノーヒットノーランを演じた同学年の竹内大の陰に隠れたが、この日の好投でライバルに劣らぬ実力を示した。
 愛知・横須賀3年夏は1回戦敗退。しかし慶大に現役合格後、メキメキと力をつけた。学業が忙しく、特に金曜日は実験でブルペンにも入れないため「土曜の先発はやめた方が…」と笑わせたが、江藤新監督にまた孝行息子が現れた。

 ▼慶大・江藤監督 福谷は故障しないし体が強い。投手がこれぐらいやってくれたら勝てるよね。

 ▼法大・金光監督 力負けでしょうね。福谷君は球に力があった。攻略の糸口がつかめませんでした。

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2010年4月26日のニュース