雄星、フリー打撃に初登板!実戦デビューは3月?

[ 2010年2月23日 18:42 ]

潮崎投手コーチが見守る中、フリー打撃に初登板した西武・雄星

 キャンプインから23日目。西武の雄星(岩手・花巻東高)が初めて打者と対戦した。フリー打撃に登板し「楽しく投げられたし、(打球を)詰まらせることもできた」と納得の表情を浮かべた。

 打席には後藤、松坂が入った。右の長距離砲を相手に、安打性の当たりは7本。打球を避けるために置かれたL字形ネットを気にする場面が見られ、同僚への気遣いから投球は外角中心。初めてでの戸惑いもあった。55球のうち23球はボール球。制球はまだまだだが、対戦した2人は「高めは力がある」と口をそろえた。
 ようやく、プロの打者を相手に投げた。フォーム固めで試行錯誤が続き、すでに練習試合で登板しているライバルに後れを取った。ただ、焦りはない。「現時点での技量を把握できた。まだまだと感じた」と話した。
 潮崎投手コーチは「前のクールから腕が振れてきた。着実に上がっている」と評価する一方で、「いい素材と確認できるが実戦はまだ日が早い」と分析。3月上旬の高校の卒業式を終えた後あたりが、大型左腕のデビューとなりそうだ。

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2010年2月23日のニュース