日本ハム新外国人右腕は「武田久が大きくなった感じ」

[ 2010年2月23日 07:11 ]

 【日本ハム担当・松井 いつき】

 助っ人右腕が、上々の試運転を見せた。日本ハムに新加入したブライアン・ウルフ投手(29)が22日、キャンプ初のフリー打撃に登板。36球を投げて安打性1本の内容に「打者に対して投げられて良かった。変化球も試せたし、ストライクゾーンも問題なくやれた。今は80%くらいの出来まで来ている」と手応えを口にした。
 昨年11月に右ひじをクリーニング手術。今年1月25日に長女が生まれたため来日が今月13日と合流が遅れていたが、首脳陣をひと安心させた。右打者の陽岱鋼と中田、左の村田に対し、直球を軸にシンカー、チェンジアップ、カットボールを次々と低めに決め「手術してより良い状態になった」と満足げだった。
 梨田監督は「制球力はあるし、球も重い。十分使える」と昨季固定できなかったセットアッパーとしての役割を期待。捕手を務めた中嶋兼任バッテリーコーチも「ボールはすごくいい。(武田)久が大きくなった感じ。パワー系のカットボールが良いね」と評価した。
 ウルフのほか、新外国人右腕のケッペルとカーライルも高評価を受けており、こちらはローテーション投手として期待を寄せられている。12球団の中でも層の厚さでは1、2位を争う日本ハム投手陣を助っ人トリオがさらに盤石にする。

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2010年2月23日のニュース