松坂 恐る恐るから喜びへ

[ 2010年2月23日 11:41 ]

自主トレーニングから数えて10日ぶりにキャッチボールを行ったレッドソックスの松坂

 徐々に力が入っていく。背中の張りで投球練習を控えていたレッドソックスの松坂が、自主トレーニングから数えて10日ぶり、キャンプインしてから初めてのキャッチボールを行った。

 約15分間。「最初は恐る恐るだった」と言うが、トレーナーが見守る前で、塁間とほぼ同じ27メートル前後まで距離を伸ばす。ワインドアップから始め、最後はセットポジションも試した。「自然といい形で投げられたので、そこが一番良かった」。投球動作に違和感を覚えていただけに、腕を引いても振っても体がスムーズに動く状態を素直に喜んだ。
 4勝に終わった昨年はシーズン前に股関節周辺を痛めたが、今年はアリゾナ州にあるトレーニング施設で体幹を中心に鍛え上げた。「去年のこの時期は自分の思っていた半分くらいしかこなせなかったが、今年は百パーセントできた」。背中以外は万全の状態だっただけに、シーズンに向け「しこり」が取れてすっきりした表情だった。(共同)

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2010年2月23日のニュース